新畳を入れたり、表替えをしてから2~3年頃、表面が日焼けして、傷み始めたら畳表を裏返しして畳に仕上げる作業です。
※ご注意
畳表の傷み具合が進みますと裏返しが出来ない場合があります。
ふだんは畳の目に沿ってやさしく掃除機をかけてホコリを一掃します。畳の掃除は昔からホウキとお茶っ葉が一番適していると言われます。出がらしのお茶っ葉をギュッと絞って畳にまき、ホウキで一緒にはき出せばホコリも香りもスッキリします。畳を拭くときは畳の目に沿って、必ず乾いた雑巾で拭くこと。
濡れ雑巾で拭くと黒ずむことがあるので要注意です。汚れを見つけたら、酢で薄めた水で雑巾を固く絞って拭き、よく乾かしましょう。
畳が日焼けして色が変わったり、いたみが激しくなったら、畳床はそのままで畳表だけを取り替えます。これを「表替え」といい、新品で購入して3~4年目で行うのがおすすめです。畳へりも新しく替えて、お部屋全体をリフレッシュしてください。
畳表を裏返してそのまま使用する場合もあります。これを「裏返し」といい、使用頻度の高いお部屋の場合はこの方法で無駄を省きます。
畳干しも大切なお手入れ。春と秋の年2回、よく晴れた日に畳を干します。まず先端のとがったもので、中央にある畳から持ち上げて取り外します。取り外した畳は入れ間違いのないよう、どこにあったものか印をつけておきましょう。畳床を日光に向け、よくホコリを叩き出してから4~5時間ほど干します。どうしても畳を干す場所がない場合、単純に床から畳を浮かして、空き缶などをはさみ、風邪を通すだけでもOKです。
購入してから15年~20年くらい経ったら、変色やいたみもかなり進んでいるはず。思い切って新品を購入しましょう。畳床はメンテナンス次第で約30年長持ちしますが、歩いたときにプカプカしたり、畳と畳の隙間ができてしまったら取り替えどきです。古い畳はその機能低下はもちろんのこと、衛生上もよくありませんし、家全体の構造にも支障をきたします。畳の種類は豊富ですので、部屋やインテリアをもう一度見直して選びましょう。こうした表替えや畳替えにかかる費用は、地域や新しい畳の種類 によって異なってきます。近くの畳屋さんによく相談して、畳ライフの計画を立て、いつまでも住まいの大切な畳の心地よさをキープしてください。
畳は濡らしてそのままにしておくと、黒ズミが出てきてしまいます。それぞれの汚れを処置した後はしっかり部屋に風を入れ、乾かしましょう。
牛乳を濡らせて拭き取るか、レモンで濡らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めたもので拭きます。
しみこまないように小麦粉やベビーパウダーなどをすぐにふりかけ、水分を吸い取らせます。その後粗塩をふりかけ、叩いて畳の目からパウダーを浮き出させ、掃除機をかけます。
乾いた雑巾にクリームクレンザーを少しつけ拭き取ります。
フェルトペンマニキュアの除光液で拭き取ります。
塩、小麦粉、パウダーのいずれかをすぐにふりかけ、水分を十分に吸い取らせてから掃除機をかけます。その後お湯で濡らした雑巾を固く絞り、よく拭いて、さらに乾拭きしてよく乾かします。灯油をこぼした場合もこの方法でOK。
シンナーかベンジンで拭き取ります。詰畳の目に詰まっているときは、布の上からアイロンを当てて、浮かして取り除きます。